ぽこの出産編です。
いよいよ産まれます!
前回、妊娠編の記事はこちら↓
隔離が明ける2日前
朝8時過ぎ。
いつも通り、NSTでぽこの心拍数とお腹の張り具合をチェックしていたときのこと。
赤ちゃんの心拍数は、大人よりも少し高めで、110〜160の間が正常とのこと。
しかし、このときのぽこは心拍数が82や79・・・。
あれ・・・低くない? アカンやつちゃうん?
今までも、たまに低くなることはありましたが、すぐに120台とかに回復していました。
ただこの時はずっと低いまま。
少し不安になり、ナースコールを呼んだ方がいいのかと悩んでいたら、あっという間に走って病室へ入ってくる助産師さん達3人。
やっぱりアカンやつやん!!!
語彙力の無さよ。
3人の表情を見て、状況を察します。
お母さん!体の向き変えてくれる!?
お母さん、酸素吸って!!
NST、お母さんの脈とってる!?
(別の助産師さんに確認しながら)
ううん。お母さんじゃない・・・
(私の手首で脈をとりながら)
じゃあ赤ちゃんか。先生呼んできて!!
走って飛び出していく助産師さん。
慌てている助産師さん達をみて、もうなごみパニックです。
どうしよう。ぽこに何かあったんや。苦しくなったんや。
なんなら今書いてて泣きそうです。あー、怖かった。
そして助産師さんに連れられて、先生が到着。
うん。もう38週入ってるし、赤ちゃんお腹にいるの限界みたい。
出しちゃおっか!
オペ室手配してー。
また走っていく助産師さん。
朝10時のオペ室の手配をしてくれました。
それから私は血栓予防のために着圧ソックスを履かせてもらい、夫に今から帝王切開で産むことを半ベソで連絡。
「泣いてたら赤ちゃんに笑われるで!大丈夫やで!」と励ましてくれました。
いざ、帝王切開へ!
そして車椅子でオペ室へ。
ものすごく狭い手術ベッドに寝転びます。
背中を丸め、麻酔を入れてもらいます。
その後、氷(保冷剤みたいな?)を当てられて、冷たい感覚が無ければOK。
緊張なのか不安なのか、ずーっと震えが止まらず、助産師さんにも寒いんかな?と心配されました。
(術後は震えのせいで筋肉痛になります。笑)
いよいよ手術開始です。
主治医の先生が「これより、胎児発育不全による帝王切開を始めます。」と声をかけてスタート。
わぁ、ドラマみたい。って少し思いました。(部分麻酔なので意識はしっかりあります。)
痛みはないけれど、触られている感覚はあるので、不思議でした。
ぽこを取り出す時も、めちゃくちゃ引っ張り上げられてるのが分かり、うおぉっ!!って思いました。
ただ手術中は少し怖かったのもあり、ずっと目を瞑っていました。
麻酔科医の先生に何度か「意識ある?」と確認され「あ、大丈夫です」と答えたり。
そして手術開始から30分後、長男ぽこ、約1800gで誕生します。
ほにゃぁ・・・ほにゃぁ・・・
小さいながらもしっかりした泣き声を聞き、安堵したのを覚えています。
帝王切開なので、直後のカンガルーケアは出来ず。
隣に連れてきてもらい、顔を見せてもらいました。
わぁ、しわくちゃ! 夫くん似かな?
ぽこは先にNICUに行き、私はお腹を閉じてもらいます。
その後、ベッドのまま病室へ。
病室へ戻ってから、麻酔の副作用で1度嘔吐。
帝王切開になるなんて夢にも思わなかったので、朝食はしっかり完食していました。
主治医の先生からオペの内容を聞きます。
出血量が少なく済んでいて、傷もぽこの頭がギリギリ通るくらいしか切ってないので小さいです。とのこと。
実際に傷口は8㎝程度です。(縦切り)
傷口、縦に切るか横に切るか選べたのですが、違いを聞くと、
ただ、婦人科系疾患で手術となった場合は、問答無用で縦に切るそうです。
なので、帝王切開で横に切っていたら、その時は十字に傷が残るよ、と言われました。
私は母方の祖母が子宮がんで全摘していて、遺伝子的にリスクがあったので、縦にしました。
(ビキニも着る予定ないですし。。)
翌日まで隔離期間中のため、この日はぽこには会えず。
ぽこは1ヶ月くらい入院することになると言われました。
とりあえず、体重が2000g超えたらOK!
NICUで撮ったぽこの写真を見せてもらい、本当にお腹にいたんだ・・・!と実感。
その写真が夫そっっっっくりで!笑
わぁ! 小さい夫くん産んじゃった!笑
現在ぽこは1歳10ヶ月ですが、今でも夫のカラーコピーです。
ハンコ押したんかな?ってくらい似てます。私の要素何もない!
産後ハイで親戚、友達、職場の人達・・・いろんな人に産まれたことをLINEで報告。
麻酔が切れてくると、息も絶え絶えの状態でしたが、気分は上々↑↑
めっちゃ迷惑な人でした。(すみません)
そして、手術翌日。
痛みとの戦いが始まります。
退院編へ続く。
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